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トイレをまるごとリフォームする費用は?交換時期や補助金などを解説

トイレをまるごとリフォームする費用は?交換時期や補助金などを解説

「便器が故障した」「最新機能付きのトイレに替えたい」「バリアフリーにしたい」など、快適性向上・機能性向上・老朽化対策を求めて、トイレのリフォームを検討します。

しかしリフォームは決して安価なものではなく、どのような工事になるのか、費用はどのくらいか、補助金はあるのかなど不明点は多いもの。

今回の記事では、トイレのリフォームについて詳しく解説します。

お住まいのトイレには、どのようなリフォームがいいのか、予算や依頼先についてしっかりご家族と話し合いましょう!

トイレリフォームの工事内容

トイレのリフォームには、どのような工事があるのでしょうか。

ここでは主なリフォームについて、それぞれ紹介します。

トイレ内の設備の取り替え

トイレのリフォームは便器だけではありません。

紙巻器(トイレットペーパーホルダー)やタイル掛け、手すりなどの設備の取り替えもリフォームの対象です。

それぞれ種類も豊富でトイレの雰囲気にも影響を与えます。

たとえば、トイレットペーパー1連タイプもあれば、2連タイプもあり、素材やデザインもさまざまです。

予備が置ける棚付きやスマホ置き付、ペーパー交換が楽なワンタッチ式が人気で、素材感で個性を出すのも主流です。

タオル掛けも、バータイプやリングタイプ、フックタイプとあり、素材や棚付きなど使い勝手に応じて選ぶといいでしょう。

手すりは、利用者が安全に使える高さや場所に設置してください。

和式から洋式への交換

和式トイレは、足腰への負担やしゃがみ込む不安定さが大きなデメリットになります。

また、周囲への飛び散りや汚れが不衛生になりやすいです。

現代の住宅では洋式トイレへのリフォーム需要が高まっている一方で、リフォーム費用が高いことを懸念する人も少なくありません。

和式から洋式への交換は、およそ30万円〜60万円が目安と言われており、便器本体のグレード・床の段差解消・給排水管・電気工事・内装工事の内容で費用は大きく変動します。

後述解説する補助金やリフォーム業者への相談も参考にリフォームを検討してください。

手洗い場の新設・交換

トイレに手洗い場を設けることで、衛生的で快適なだけでなく、おしゃれで洗練された印象を強く打ち出すことができます。

とくに来客が多いご家庭では、ゲストへの配慮が感じられるため、好印象を与えることができるでしょう。

手洗い場を新設する場合は、トイレの広さや使い勝手に合わせてデザインを選びます。

手洗いデザイン特徴
対面に配置トイレに向かって向かい側に配置
横に配置トイレに座って右か左に配置
コンパクトタイプ収納・カウンターなしのミニサイズ
ブラケット手洗いとカウンターのみ、収納はなし
カウンターキャビネットカウンターの手洗いの下に収納あり
フロートキャビネット浮いたカウンターに手洗い・収納つき
ハーフキャビネット手洗いの下とカウンターに収納あり
フルキャビネットカウンター全面が収納になっている

手洗い場を新たに設置するには、一定の広さが必要になります。

スペースによっては圧迫感が生じたり、十分な大きさの手洗いボウルを設置できなかったりする可能性があるので配慮しましょう。

実際に、ショールームで製品を確認することが大切です。

トイレの間取り変更

家族構成の変化や老朽化によるトラブルなどをキッカケに、トイレの間取りを変更するご家庭が多いです。

リフォーム内容は、

・夜間の移動負担を減らすために寝室の隣接化

・来客時の使い勝手の改善

・掃除が楽な空間への変更

・将来的なバリアフリー対応

…など

トイレと手洗い場を一つにしたり、使いやすい洋式ドアに変更したりする工事が主流です。

利便性や安全性、快適性、衛生面などを考慮し、リフォームを検討しましょう。

ただし、床上げや配管工事などが必要になると工期が長くなり費用が高くなる可能性があります。

また、工事期間中はトイレの使用はできないため、仮設トイレが必要です。

床・壁紙の貼り替え

トイレのリフォームと併せて、床や壁紙の貼り替えをするリフォームは、とても多いです。

せっかくトイレそのものは新調したのに、床や壁紙は古い・汚いままだと綺麗な空間になったと感じにくいかもしれません。

また、リフォーム後に床・壁紙を貼り替えるとなると、便器を外す作業が発生します。

その分の費用・時間が必要になるだけではなく、本来であれば不要だった切り目が便器の後ろ側に残る可能性があります。

トイレの交換や間取り変更などを行うのであれば、一緒に床や壁紙のリフォームも検討してみては?

床はクッションフローリングが人気ですし、壁紙は自宅の雰囲気と合わせたり、おしゃれな空間にしたりとこだわってみましょう。

トイレ(便器)の種類

トイレ(便器)の種類は、「組み合わせ便器」「一体型トイレ」「タンクレストイレ」「システムトイレ」の4つが代表的です。

それぞれ、デザインや使い勝手が違い、メリット・デメリットも存在します。

トイレ交換の参考にしてくださいね。

組み合わせ便器(便器・タンク・便座が別々)

組み合わせトイレとは、便器(ボウル)・タンク・便座(ウォシュレットなど)がそれぞれ独立したパーツで構成されている、最も日本で普及している洋式トイレのことです。

別名、分離型とも呼ばれ、パーツごとに好きなものを選べるため、もし故障したときもその部分だけ交換することができます。

他にも自分好みの便座にできたり、停電時もタンクの貯水で流せたりするなど多くのメリットがあります。

その一方で、パーツ同士の隙間が多いことから掃除の手間や連続で水で流せないといったデメリットもあるので、把握しておきましょう。

一体型トイレ(タンクと便器が一体)

一体型トイレとは、便器(ボウル)・タンク・便座(ウォシュレットなど)の主要パーツが一体化されたデザインのトイレのことです。

継ぎ目が少なく、スタイリッシュな見た目が人気で、さらに掃除がしやすいのも嬉しいメリットです。

また、手洗い器の有無が選択でき、カウンター付きの手洗い場を別で設けるとよりおしゃれな空間になるでしょう。

タンクレストイレ(タンクがない)に似た見た目ですが、内部にタンクがあるため水圧が低い場所でも設置できます。

デメリットとして、もし一部が故障してしまってもトイレ全体を取り外して修理することになるので、費用や工期がかかる可能性があります。

タンクレストイレ(タンクがない)

タンクレストイレとは、水を溜める貯水タンクがないトイレのことです。

スマートなデザインが魅力的な一方で、水道管と直接つながり、水圧とコンピューター制御で洗浄できるという機能性にも優れています。

タンクがないため、広いスペースを確保でき、掃除がしやすく、温水洗浄便座や自動洗浄機能が標準搭載されているのが特徴です。

その分、タンク付きトイレと比べて価格が高めなのがデメリットの一つ。

また、手洗い器が別途必要になり、停電時に水が流せない場合もあるので対策を検討しましょう。

最新のタンクレストイレは、停電時でも手動レバーや電池式清浄機能が備わっているので、リフォーム前に必ずメーカーに確認するようにしてください。 

システムトイレ(独立した手洗い器などと組み合わせ)

システムトイレは、空間デザイントイレやバイオトイレ、スマートトイレなど複数の意味で使われます。

多くは、空間デザイントイレ・バイオトイレを指しますが、近年では健康管理を目的としたスマートトイレの導入も少なくありません。

それぞれどのようなトイレか特徴やメリットを以下にてまとめました。

空間デザイントイレ<特徴>
便器・手洗い器・収納などのトイレ全体を統一したデザイン
<メリット>
空間が統一されるためスタイリッシュな印象になる
収納スペースが多いので片付けに困らない
バイオトイレ(コンポストトイレ)<特徴>
水の代わりに微生物を利用して排泄物を分解・処理する
<メリット>
下水設備がない場所や災害時にも設置可能
水を流す必要がない、環境負荷を軽減できる
スマートトイレ<特徴>
センサーやIT技術を搭載した多機能トイレ
尿・便から健康管理が可能
<メリット>
日常の健康チェック・介護予防ができる
快適性・利便性どちらにも優れている

トイレ交換は何年でしたほうがいい?

トイレの交換時期は、10〜15年が目安です。

便器本体(陶器製)は100年近く持つと言われますが、ひび割れや破損があれば交換する必要があります。

温水洗浄便座(ウォシュレット)は7〜10年で、高機能なほど寿命が短いです。

タンク内の部品やパッキンは、10〜20年で劣化し、水漏れや流れにくくなる原因になります。

交換時期は年数だけで判断せず、下記のような交換サインが見受けられたらすぐに修理・交換を検討しましょう。

・水漏れする
・詰まりが起こる
・ウォシュレットの機能が停止
・ウォシュレットから異音がする
・掃除をしても汚れが落ちにくい

メーカーの修理部品の保持期間が過ぎていたり、修理箇所の部品が在庫切れになっていたりして修理が難しい場合は、本体ごと交換することになります。

トイレをまるごとリフォームしたらいくらかかる?

トイレをまるごとリフォームする工事費用は、およそ20〜50万円です。 

洋式トイレから洋式トイレに交換する場合は30万円程度、和式トイレから洋式トイレにリフォームする場合は40万円程度が目安でしょう。

ただし、便器・便座・タンク(※トイレの種類による)は別料金になります。

メーカーにてグレードや販売価格を確認して、リフォーム予算を検討してください。

トイレのリフォームを依頼するならどこが安い?

トイレのリフォームは、ホームセンターや電気屋さん、リフォーム業者などに依頼することができます。

どこに依頼するとコストを抑えられるのかみていきましょう。

コーナンなどのホームセンター

ホームセンターでトイレを購入すると比較的コストが抑えやすいです。

大量に仕入れている、型落ち・展示品を安く販売していることが理由です。

大型ホームセンターは全国に店舗を持ち、そのため仕入れる量がとても多く、商品単価を抑えられます。

その一方で、在庫を抱えるリスクがあり、価格を下げて販売することもあります。

お客様の手に取れるよう展示品を用意しているところも多く、新品よりも価格を下げて販売することもあるようです。

ただし、工事費用や工期、アフターフォローには不安が残るかもしれません

低価格帯のプランや便器交換のみ、内装込みのパック料金などがあるため、手軽にリフォームをはじめたい人におすすめです。 

ヤマダ電機などの家電量販店

大手家電量販店では、トイレのリフォーム工事に対応しているところが多いです。

ホームセンターと同じく、大量仕入れや展示品の販売によるコストダウンが期待できます。

さらに、家電量販店ではポイントが貯まったり、使えたりするためよりお得にリフォームすることが可能です。

また、家電と同じく保証やアフターサービスが利用できるのも安心ですね。

その一方で、工事を行うのは提携している工事業者になるため選ぶことはできません

他にも人気商品や特定機種は取り寄せになることが多く、時間がかかることもあります。

水道修理業者やリフォーム業者

トイレのリフォームは、水道修理業者やリフォーム業者、工務店に依頼するのが安心です。

下請けを介さないため仲介費がなく、費用を抑えやすいのが特徴ですが、業者によって工事費用が変わるため複数者から見積もりを取るようにしましょう。

また、実績や口コミを確認することもお忘れなく!

3つの業者の特徴についてまとめました。

水道修理業者水回りのプロ!
技術と実績がありトラブル対応も可
リフォーム業者リフォーム全体のプロ!
信頼性が高く、空間デザインや内装工事も可
工務店地域密着で迅速な対応!
小回り・細やかな対応・アフターフォローが可

手軽にリフォームしたい人は、ホームセンターや家電量販店がおすすめです。

専門技術重視なら水道修理業者やリフォーム業者にお任せしましょう。

トイレのリフォームに使える補助金

最後に、トイレのリフォームを対象にした補助金について紹介します。

子育てグリーン住宅支援事業

「子育てグリーン住宅支援事業」は、2025年度に実施されているリフォーム補助金制度の一つです。

エコ住宅設備の設置などが対象となり、この中に「節水型トイレ」の設置が含まれます。

子育て世帯だけではなく、すべての世帯が対象となりますが、補助の対象となるには、一定の要件を満たす必要があるので詳細を確認しましょう。

詳細ページはこちら>>>

子育てグリーン住宅支援事業2025とは|補助金額や条件、申請について解説

介護保険の住宅改修費

介護保険の住宅改修費支給制度を利用してトイレのリフォームを行うことができます。

この制度は、要介護(要支援)認定を受けた人が、自宅にて自立した生活を送れるようにするための改修工事を支援するものです。

要支援1・2、または要介護1〜5の認定を受けている人が対象となり、原則20万円が上限で工事費用の7〜9割が支給されます(※年齢や所得に応じる)。

和式便器から洋式便器への取替えや、手すりの取り付け、段差の解消、扉の取り替えなどを検討している人は活用してみては?

詳細ページはこちら>>>

介護保険制度とは|介護リフォームの対象工事や補助金の条件、申請方法まとめ

お住まいの自治体の補助金制度

トイレのリフォームを対象に、お住まいの自治体(市区町村)にも独自の補助金・助成金制度が用意されていることがあります。

また、国の補助金制度と併せて利用できる可能性があるため、制度の有無と一緒に確認しましょう。

参考サイト:地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト

まとめ

故障や最新のものに買い換え、生活スタイルの変化などを理由にトイレのリフォームを考えます。

主なリフォーム工事は、「トイレ内の設備の取り替え」「和式から洋式への交換」「手洗い場の新設(交換)」「間取り変更」「床・壁紙の貼り替え」です。

工事費用は、およそ20〜50万円程度ですがトイレのグレードや追加工事などにより変動します。

トイレのリフォームを検討したら、まずはショールームにて商品を確認しましょう。

利便性やトイレスペースと照らし合わせながら、マッチするトイレを検討します。

実際に工事を依頼するのは、ホームセンター、家電量販店、または水道修理業者やリフォーム業者です。

メリットやコスト、実績、口コミなどからリフォーム依頼先を選択するといいでしょう。

ぜひ、この記事を参考に理想的なトイレに大変身させてくださいね!