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「日本らしさ」を未来の子どもたちに繋いでいく

「日本らしさ」を未来の子どもたちに繋いでいく

全国古民家再生協会は、全国各地域に残る日本の住文化である「古民家」を未来の子どもたちへ継承するために活動をおこなう各地の一般社団法人古民家再生協会で構成される全国組織です。私たちは、古民家の再生そのものを目的とするのではなく、それを通じて地域が元気になり、持続可能な社会が築かれ、未来を担う子どもたちが豊かに暮らせる環境づくりを目指しています。
一人ひとりの「考動(考えて動くこと)」が、社会を変える第一歩です。ぜひ、私たちの活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

■団体名:一般社団法人全国古民家再生協会

■会社住所:東京都千代田区内幸町1丁目3-1 幸ビルディング9階

■協会電話番号:03-3256-3345

■理事長名:村田 智仁(Tomohito Murata)

■団体としての取組

「日本らしさ」皆さんはこの言葉を聞いてどの様な情景をイメージされますか?
多くの日本人、そして日本を訪れる多くの外国人の人たちは「富士山、田舎の田園風景、法隆寺や金閣寺に代表される日本の伝統建築」などをイメージされると言います。
我々全国古民家再生協会はそういった、「日本らしさ」を保全し未来の子ども達に継承していくことを目的に活動をしている団体です。

「古民家ってそもそもどういうのを古民家と呼ぶのか?」その定義を知っていらっしゃる方は多くはありません、我々古民家再生協会では昭和25年(建築基準法が制定された年)以前に建てられた建築物を古民家として定義づけています。
数としては国内において約80万棟あると言われています。
|建築基準法は第二次大戦後、昭和25年に日本の早期復興を目的に新しく制定され、また関東大震災の教訓から防火性、耐震性も当時の建築基準の内容に盛り込まれました。

それから75年の間、日本では幾度となく大地震に見舞われ多くの建物が倒壊しました、その度に古民家の在り方が問われ古民家は倒壊する確率が高い、危険だ等と言われてきました。
事実、建築基準法が制定される前に建てられた訳ですから倒壊の確率は今の建物と比べたら高くなるのは当然と言えば当然ですね。
しかしながら、数多くの災害にも耐え倒壊しない古民家があるのもまた事実なのです。

協会が発足した当時、古民家は危険、使い道がない等のイメージが強くなっており、世間的にも古民家なんて残さないでくれと言うのが本音だったと思います。
しかし、古民家には現代の建築様式にはない「日本らしさ」が数多く詰まっております。

地域に根差しその地域の木材を使った古民家は何百年もかけて強度が増していきます、また古民家に使われている純粋無垢の木材は利用価値も高く、たとえ建物を壊したとしてもその古材は次の建物に再利用する事も可能なんです。また近年、日本経済を支える訪日外国人の方々からも古民家の醸し出す「日本らしさ」には人気があります。

そういった事が理解され始めこの十年ほどで古民家に対する世の中のイメージが随分と変わりました。
今までは古民家は危険なので早く壊そうという流れでしたが最近ではこの古民家を残す為にはどうすればいいのか?といった発想になってきています。
地方創生といった言葉に後押しされ始めたのもきっかけの一つだったと思います。
現代の日本は少子高齢化、極社会化まっしぐらです。当然、人が減っていくのは地方が中心、それに伴い古民家の放置(空き家)の問題も地方が顕著になっております。
古民家をリノベーションして訪日外国人の方に向けた宿泊施設や地域の人々が集う憩いの場所として形を変えたりと地方創生の一端としても古民家再生は今非常に注目を集めております。

■研修制度としての取組

全国古民家再生協会では、年に一度全国大会を開催しております。最近では宮崎、新潟など地方に軸足を向け行っております。また、全国大会とは別に各支部ごとに地区大会を行っております。内容としましては、各自治体と連携した地域の取組の報告、各省庁さんからの講演、古民家鑑定、伝統再築士、古材鑑定士などの教本の改定に伴うスキルアップ講習などを行っております。
また、国会議員の皆さん方とも定期的に議論を重ね、古民家の在り方を随時協議を実施しております。

■入会基準

私たち全国古民家再生協会では、古民家鑑定士、伝統再築士資格等の民間資格を取得していること、リフォーム瑕疵保険の登録事業者であることを入会の基準として義務付けております。

例えば、一般的に古民家に精通していない方から見ると古民家は全く価値のないモノになりがちですが、古民家鑑定士はその古民家にどういった価値があるのかをおよそ500項目に及ぶチェック項目を実施し古民家に価値を付けています。
あくまで文化的な価値にはなりますが、ただ古いからといって価値のないモノという事ではなく古いモノにもしっかり価値を付けていく事を行っており古民家鑑定士による鑑定書の方も発行させて頂いております。
また、伝統再築士というのは現代にはない古民家特有の建物を残す時に設計やリノベーション施工を行う為に必要な資格です。

■リフォーム瑕疵保険

私たち全国古民家再生協会の会員様は国土交通省の定める、リフォーム瑕疵保険の取り扱い事業者である事が前提となっております。
新築では瑕疵保険に加入される事が一般的ですが、リフォーム瑕疵保険の認知はまだまだ行き届いていないと感じております。リフォーム瑕疵保険は一般の皆様がより安心してリフォーム工事を受けて頂く為に大切な保険です。
私たちはリフォーム瑕疵保険をしっかり広げていくために施工金額300万円以上の工事に関しては必ずお客様に加入を前提とした提案を行っております。

■国土交通省への報告

全国古民家再生協会では、毎月定例の会議の中でリフォーム瑕疵保険の案内、加入状況を取り纏め一年に一度、国土交通省へ提出をさせて頂いております。リフォームの需要が伸びていく昨今、一般のお客様により安心してリフォーム工事を受けて頂く為に我々としましても国土交通省と確り連携しこの制度を推進していく所存です。

■お客様相談窓口

私たち全国古民家再生協会に入る相談の多くは、古民家を所有しているがどうするべきか?壊した方がいいのか?残せるのか?他に何か方法がないか?等の相談内容が非常に多い事が特徴です。
もし、古民家をお持ちの方でどうすれば良いのか?悩まれている方は古民家の未来の選択肢を是非当協会にご相談いただければと思います。

|一般社団法人全国古民家再生協会 トラブル相談窓口
|TEL:03-6275-0795
|受付時間:10:00〜12:00、13:00〜16:00(土・日・祝日を除く)