洗面所(洗面台)のリフォーム費用はどのくらい?補助金やDIY方法など

洗面所は毎日使う場所であり、使い勝手の良さにはこだわりたいところ。
しかし家族構成の変化や老朽化により、いつの間にか使いにくい洗面所になっているかもしれません。
「どんなことがキッカケでリフォームしてる?」「費用はどのくらい?」「補助金はある?」など、リフォームを検討しても不安なことが多いです。
そこでこの記事では、洗面所(洗面台)のリフォームについて詳しく解説します。
ぜひ参考に家族の皆さんでご検討ください。
目次
洗面所(洗面台)リフォームをするキッカケ

洗面所(洗面台)のリフォームは、どのようなキッカケで行うのでしょうか。
リフォーム時期のサインにもなるので、当てはまるものがないか確認しましょう。
設備の老朽化
洗面化粧台の設備の故障や劣化といった老朽化がキッカケでリフォームする人が多いです。
主に、水漏れ・ひび割れ・カビが見られると故障のサインと言えます。
具体的に見ていきましょう。
| ・蛇口からの水漏れ ・シャワーの不調 ・洗面ボウルのひび割れや欠け ・排水管のつまりや悪臭 ・鏡が曇って取れない ・収納扉が壊れた …など |
どれも生活するには困ってしまいます。
とくに水漏れや悪臭、ひび割れは放置すると建物への深刻なダメージや健康被害につながる可能性があります。
単なる不便さを超え、カビ・腐食の発生や構造体の劣化、マンションの場合は階下への漏水トラブルになるかもしれません。
早めのリフォームを検討することをおすすめします。
家族構成の変化
子どもの成長や親との同居など、家族構成の変化がリフォームのキッカケになることがあります。
利用人数が増えて手狭になったり、身長差で使いづらくなったりします。
また、朝は混雑になりやすく取り合いになる…なんてことも少なくありません。
2ボウル洗面台の設置や高さ調整、手すり設置など「家族全員が使いやすい」洗面所を基準にリフォームするといいでしょう。
将来を見据えた計画が長く満足するリフォームにつながります。
収納スペースが狭い・少ない
「収納スペースが決まっていた」「家族構成の変化」により、収納スペースが狭い・少ないと感じたらリフォームのサインかもしれません。
洗面台の収納力が高まることで、生活動線が確保されたり、生活感がなくなりおしゃれな雰囲気を演出できたりします。
洗面台には、「洗面台下」「鏡の周囲」に収納があり、鏡裏が収納スペースになっていることが多いです。
使用頻度の高いものを収納できると使い勝手が向上します。
水栓トラブルに困っている
洗面所リフォームのキッカケとして、水栓(蛇口)のトラブルはよくある理由の一つです。
水漏れや故障は、使い勝手の悪化だけでなく、放置すると他の箇所への被害にもつながるため、多くの人がリフォームを検討します。
パッキンやカートリッジの経年劣化、排水栓の動作不良などがあげられます。
他にも、古い洗面台は操作性が悪かったり、水の調節が難しかったりするためリフォームをして快適な生活を手に入れるのです。
汚れが落ちない・隙間掃除がしにくい
洗面所リフォームのキッカケとして、「汚れが落ちない」「隙間掃除がしにくい」はとても多い理由です。
そもそもこれらについては、経年劣化や最新の製品と比較した際の機能不足が問題で引き起こされています。
そのためリフォームすることで大幅に改善できます。
意外と悩ましい問題は、隙間掃除がしにくいこと。
隙間に水や髪の毛、埃が入り込むことでカビや雑菌が繁殖しやすくなります。
それなのに掃除がしにくいとなると悪化する一方…。
リフォームでつなぎ目がない製品に交換したり、排水口をシンプルなものに変更したりすれば、匂いや掃除問題、カビなどの悩みが解消できるでしょう。
浴室リフォームとの同時実施
浴室と洗面所は隣接していることが多いため、浴室リフォームと同時にリフォームを検討する場合があります。
同時にリフォームすることで、費用が抑えられたり、工期を短縮できたり、さらに将来のメンテナンス計画が立てやすいといったメリットがあるからです。
ただし、同時に行う場合は、その間の生活用水の確保などの注意も必要になるため時期や工期、住まいについては確認・相談・確保してから検討しましょう。
洗面台の寿命は何年くらい?

洗面台の寿命は、一般的に10年から20年が目安と言われています。
ただし、使用頻度や使い方で早まることもあるため、使い勝手や劣化、故障などのサインを見落とさないことが重要です。
とくに水栓金具(蛇口)や排水部品の不具合(水漏れ、詰まり)は寿命のサインになります。
また古くなると部品交換ができなくなる可能性があるため、不具合を感じたら早めの交換・リフォームを検討しましょう。
洗面台のリフォーム平均費用はいくら?

洗面台リフォームの相場は、本体交換のみなら10万〜30万円前後が目安になります。
床・壁紙の張り替えも行うと5万〜10万円はプラスされると見積もっておきましょう。
ただし、これらはあくまでも目安であり、洗面台のグレード(鏡の種類、収納力、機能性)と工事範囲(内装・給排水)で大きく変動します。
ハイグレード品や機能追加すると、100万円近くなることも多いです。
予算を決めるためにも、必要な機能・デザインを考慮し、相見積もりを取ることをおすすめします。
洗面所(洗面台)リフォームに活用できる補助金

洗面所(洗面台)リフォームに活用できる補助金は、国の補助金および、地方自治体独自の補助金があります。
洗面台を交換するだけでは対象外となることが多く、これらの制度の要件(バリアフリー、省エネなど)を満たす工事と組み合わせることが重要です。
子育てグリーン住宅支援事業
「子育てグリーン住宅支援事業」は、2025年度に実施されているリフォーム補助金制度の一つです。
子育て世帯だけでなく、すべての世帯が対象となる場合が多く、洗面台も対象工事の一つですが、本体の交換だけでは補助金の対象になりません。
蛇口を節湯水栓タイプに変更したり、バリアフリー対応のため手すりの設置や出入り口の段差を解消したりなど、省エネ改修や子育て対応改修、バリアフリー改修と合わせてリフォームすることが重要です。
リフォーム内容に応じて、上限額は異なりますが最大60万円、または40万円と規定があります。
補助の対象となるには、一定の要件を満たす必要があるので詳細を確認しましょう。
詳細ページはこちら>>>
給湯省エネ事業2025|対象機器や補助金、申請方法まで詳しく解説
長期優良住宅化リフォーム推進事業
「長期優良住宅化リフォーム推進事業」も洗面所(洗面台)リフォームが補助対象になることがあります。
ただし、子育てグリーン住宅支援事業と同じく、洗面台の交換単体では補助金の対象にはなりません。
性能向上リフォームとの組み合わせにて、実施されることが主な要件となります。
上限額は、80万円〜160万円です。
詳細ページはこちら>>>
【2025年】長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金や条件、申請方法を解説
介護保険による住宅改修費
「介護保険の住宅改修費支給制度」は、要介護(要支援)認定を受けた人が、自宅にて自立した生活を送れるようにするための改修工事を支援するものです。
要支援1・2、または要介護1〜5の認定を受けている人が対象となり、原則20万円が上限で工事費用の7〜9割が支給されます(※年齢や所得に応じる)。
対象工事は、バリアフリーを目的とした手すり設置や段差解消、引き戸への変更などが含まれます。
詳細ページはこちら>>>
介護保険制度とは|介護リフォームの対象工事や補助金の条件、申請方法まとめ
自治体の独自の補助金制度
自治体によっては、洗面台(洗面所)のリフォームを対象とした独自の補助金・助成金制度が用意されています。
対象工事内容も自治体によるのですが、リフォーム支援、バリアフリー、省エネなど一般的でしょう。
補助金の目的や制度の有無、国の補助金制度と併せて利用できるのかなど、相談窓口やウェブサイトにて確認するようにしてください。
参考サイト:地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト
洗面所(洗面台)リフォームはどこに頼むのがいい?

洗面所リフォームは、主に水回り専門業者・地元の工務店・ハウスメーカー(リフォーム会社)・ホームセンター(家電量販店)・洗面台メーカーが依頼先になります。
それぞれ目的によって最適な依頼先が異なりますが、複数業者から見積もりを取り、施工実績や口コミ、アフターサービスで比較検討するのがいいでしょう。
ここでは、特徴やポイントを紹介するので参考にしてください。
水回り専門業者
専門性を重視するなら水回り専門業者がおすすめです。
知識・実績・技術力が兼ね備えられており、費用も抑えやすいです。
ただし、家全体のリフォームをお考えの場合は対応ができないかもしれません。
早く・安く洗面台を交換したい場合は、専門業者に相談しましょう。
地元の工務店
地域密着や柔軟性、アフターフォローも期待したのなら地元の工務店がいいでしょう。
急な対応にもすぐ駆けつけてくれるところが多いです。
また、家全体のリフォームも相談できるので安心できます。
細かな要望がある人や将来を見据えた工事を希望しているご家庭は、長いお付き合いができる地元の工務店に依頼してみては?
ハウスメーカー・リフォーム会社
ハウスメーカー・リフォーム会社の強みと言えば、「住宅全体を把握していること」「デザインや間取り変更など大規模な改装にも対応できること」「保証が手厚いこと」です。
住宅のプロなので、最適なリフォーム提案もしてくれるでしょう。
ただし、他のリフォーム依頼先よりも費用は高くなるかもしれません。
予算を決めたうえで検討することをおすすめします。
ホームセンター・家電量販店
手軽にリフォームしたい人は、ホームセンターもしくは、家電量販店が最適です。
実物を見て、性能や費用などを比較しやすいのが大きなメリットです。
さらにポイント還元やセール時の割引、セット価格などの他にはないお得さを感じられるでしょう。
とにかく安い!手軽に交換したい!商品選びのイメージを掴みたい!そんな人は、お買い物ついでにホームセンター・家電量販店に立ち寄ってみてもいいかもしれませんね。
洗面台メーカー
洗面台の製造メーカーがリフォームをしている場合があります。
自社製品のことなら他には負けない深い知識がありますし、最適な製品を選ぶことができます。
細かな不明点も理解して、納得してリフォームを進めることが可能です。
ただし、他との比較や自社以外の知識は不足、製造業がメインのため技術力はわからないと言った不安な部分は残ります。
洗面台交換を自分でする方法・注意点

洗面台を自分で交換することはできますが、些細なミスから修理費用が高くなったり、大きな故障を招いたりする可能性があります。
自分で交換する順序と注意点を紹介するので、確認して自分でするのか、業者に任せるのか検討しましょう。
洗面台の交換を自分でする方法
自分で洗面台を交換する際は、工具などの部材を準備したり、一部資格がないと触れられなかったりするのでそのあたりを考慮しなければなりません。
ここでは一般的な手順について紹介します。
| <洗面台交換の手順> ①新しい洗面台のサイズ、給排水・コンセント位置を確認 ②工具(モンキーレンチ、ドライバー、ホールソーなど)と部材を揃える ③水道メーターを閉める(または洗面台下の止水栓を閉める) ④給水・排水ホースを外し、壁の固定ビスを外して本体を慎重に撤去 ⑤給水管を通すための穴(ホールソー使用)を天板にあける ※必要に応じて対応 ⑥本体を壁際に移動させ、給水管を通して設置 ⑦給水・排水ホースを接続し、水漏れがないか確認 ⑧仮締め ⑨本体を壁に固定⑩蛇口を閉めた状態で止水栓を開け、水漏れがないか最終確認 |
洗面台交換するときの注意点
自分で洗面台を交換するとき、まず心配なのが水漏れのリスクです。
接続不良は高額な修理費用になりますし、マンションの場合階下の住人に迷惑をかけることになるかもしれません。
さらに、既存の下地が弱いと補強が必要になったり、古い洗面台の処分は別途手間と費用がかかったりするためデメリットになる可能性があります。
また、電気工事(照明付きキャビネットなど)は電気工事士の資格が必須です。
洗面台リフォームをおしゃれにDIYする方法

プロに任せる部分とDIYする部分を分けることで、リフォーム費用を抑えることができます。
DIY初心者でもできるおしゃれ施工を5つ紹介します。
できるものから挑戦してみてくださいね。
壁紙・床材を張り替える
誰でも簡単に洗面台の雰囲気を変えられるアイテムに「リメイクシート」があります。
洗面台の扉や壁、鏡まわりなどをおしゃれにリメイクしましょう。
リメイクシートは100円均一やネットで販売されており、また簡単に剥がすこともできるので、飽き性な人や賃貸住宅にもおすすめです。
床の張り替えに多いのが、クッションフロアです。
こちらも簡単に敷くことができ、デザインも豊富なのでお好みの洗面所にすることができます。
収納棚をつくる
DIY収納棚をつくるには、壁を傷つけない突っ張り棒やシェルフレールを使う方法が手軽で人気です。
シェルフレールとは、「棚柱(たなばしら)」や「ガチャレール」とも呼ばれ、壁面収納を作るための縦長のレールパーツのことです。
アジャスターを取り付け柱を立て、レールを取り付け、棚受けと棚板を固定すれば、可動棚の出来上がり!
洗剤・タオル・小物など用途に合わせて棚板の高さや位置を調整し、洗濯機上やデッドスペースも活用できます。
鏡やフレームを交換する
鏡やフレームのDIY交換は、サイズ・固定方法・構造を確認して、気に入ったものを取り付けたら完成です!
・既存の構造:金具留めか、はめ込みか確認
・固定方法:金具、強力両面テープなど
費用を抑えられるメリットがある一方で、水回りなので慎重に行いましょう。
鏡を新しいものに交換するとき、鏡を乗せて固定するのか、はめ込み式なのかによって作業も工具も変わります。
水漏れや落下の恐れもあるので、大きなものや作業が難しい場合は、プロに頼むことも検討しましょう。
照明を交換する
照明を交換する際は、引掛シーリング方式ならDIY可能です。
配線を直接触る直結型や、一体型照明は電気工事士の資格が必要になります。
既存の照明を交換したり、ダウンライトを追加したりするだけで一気に雰囲気が変わります。
DIYするときは、必ずブレーカーを落とし、作業内容によっては管理会社に許可を取る必要があります。
まずは、現状の照明タイプ(シーリング、直結、一体型など)を確認し、シーリングなら自分(DIY)で、直結・一体型なら業者へ依頼しましょう。
タオル掛けを設置する
洗面所のタオル掛けを変えることで、空間の雰囲気を大きく変えることができます。
たとえば、ステンレスだったものを木製に変えるだけで温かみのある洗面所になるでしょう。
さらに、機能性の向上や整理整頓ができるなど、使い勝手もよくなります。
DIYするときは、壁の材質を確認し、下穴を開けたり、補強板・ボードアンカー・強力な両面テープなどを活用したりと対策を変えましょう。
また適切な高さになるように、取り付ける前に細かく調整するようにしてください。
まとめ

洗面所(洗面台)のリフォームは、老朽化・経年劣化・水栓トラブルなどがキッカケで検討する人が多いです。
洗面台の寿命は、およそ10年〜20年と言われていますが、不具合を感じたら寿命に関係なくリフォームを相談しましょう。
依頼先は、目的や費用、手軽さなどによって変わるため専門業者・工務店・リフォーム会社・ホームセンター・メーカーから選択します。
洗面台交換を自分で行うこともできますが、コストがかかる場合があるので注意しましょう。
国や自治体から補助制度が用意されているので、対象になるか確認し、プロに任せるところとDIYで対応するところを分けて、お得にリフォームすることが成功の鍵です!




